あらすじ
一九世紀の琉球、異国船が頻繁に来島していた。幼馴染の善忠と
政真は英国艦船が来た時、初めて通事を任されバジル・ホール館長
の世話をした。善忠はバジル艦長の勧めでイギリスに単身留学し10年
振りに帰って来た。宜湾親方の後押しで復職し、通事として再び
異国船との交渉を任される
そのような中、ペリー率いるアメリカ軍艦が来島し開港を迫る。
善忠は闘いを叫ぶ奥間親方を説得する一方、アメリカとの間で友好
条約を結び交渉を成功させる。そのことに恨みを持つ奥間親方は出世欲
に目が眩む政真を誑かし、善忠と宜湾親方を失脚させようと
政治犯に仕立てる。宜湾親方は牢獄で殺害され、善忠は島流しとなる。
善忠が船に移送される日、憔悴しきった善忠を妻の真鶴が那覇港で
見送る。生きてさえいれば、いつかは天が味方してくれると勇気
付けながら・・・・・。
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