風に立つ石塔 風土建築家・清村勉伝 著者:国梓としひで ISBN978-4-904102-19-0 発行所:株式会社 沖縄建設新聞 題字執筆:渡久地 克子 カバーイラスト:国吉 真正 文中挿絵:国梓としひで |
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本の帯より 芥川賞作家 大城 立裕 ヤマトンチュのとんでもない沖縄への 貢献のすばらしさよ 伝記だと思って読みすすめるうちに 小説的感動が湧いてきた 琉球処分から半世紀、那覇の港に肥後(熊本) で生まれ育った青年が若い妻と共に降り立った。 名を清村勉という。当時、日本本土でも普及し ていなかった鉄筋コンクリート建築を、沖縄で 初めて手がけた人物である。沖縄建築界の礎 を築いた国場幸太郎、大城鎌吉、金城賢勇、大 城龍太郎らとの交流の中で数多くの仕事を成し 遂げた。 その業績は、栄達の大きさでは語られること はないが、千鈞の重みを持つことには変わりは ないのだ。 |