浦崎敏子詩集 春のクルーズ船
著者:浦崎 敏子

ISBN978-4-9906511-9-0
発行所:あすら舎
印刷:でいご印刷

帯より

幼少期より今に至る作者の心情風景を書き綴っ
た人生雑詠詩とでも言おうか。困苦の幼少期、
最愛の息子との死別。夫の死。さまざまな
病苦をかかえる高齢の身ながら、不思議な
ことに、この詩にはほっとした安堵感と
ほのぼのとした暖かさがある。幾多の病苦、
困難を乗り越えてたどりついた自己受容と
自己肯定感のみちすじに、川柳をたしなむ
ユーモア―の感性と天性の明るさが融合し、
ほのぼのとした読後感を醸し出す。

平易で簡潔、核心を突いた言葉とリズム感が
いい。おのが人生を振り返るにはふさわしい
一読の詩集。
(大宜見義夫 医師・沖縄エッセイストクラブ会員)



戻る